白州12年の販売が2021年の3月から再開されました。非常に嬉しいニュースですが、今度は白州の限定ボトルが発売されます。白州12年はフルーティーで、ミントなどのハーブの香りがするウイスーと公表されています。
その白州が、シェリー樽を使用して熟成されるとどのような味・香りになるのか非常に楽しみなところです。今回は、販売方法やボトルのテイスティングレビューについて紹介してきたいと思います。

概要
2021年10月26日(火)から販売される『白州 スパニッシュオーク2021』の商品の一部が、9月27日から10月25日までの間で、抽選販売されます。その数は、限定300本。

白州 スパニッシュオークの特徴
白州12年の記事でも記載しましたが、白州はミントなどの爽やかなフレーバーに加え、フルーツの香りを纏う珍しいウイスキーになっています。今回のボトルは、シェリー樽を熟成するために使用したスパニッシュオーク樽を使用して、白州を熟成させています。
そのため、シェリー酒の甘い香り、赤みがかった綺麗な琥珀色になっているようです。はちみつのような香りとは、普段ウイスキーの表現に用いられますが、マヌカハニーと記載されているところは見たことがありません。
きっと濃厚な花の香り、樽香を楽しむことが出来ると思います。

スパニッシュオーク樽ってそもそも何?
よく使われるのは北米産のホワイトオークです。バーボン樽はすべてこの木から作られており、バニラやココナッツのような香味を生みます。シェリー樽やワイン樽などにはヨーロッパ産のスパニッシュオーク、コモンオークなどが用いられていましたが、現在はシェリー樽もほとんどがこのホワイトオークを使用しています。スパニッシュオークを使用した樽を使うと、色が濃く、ドライフルーツやチョコレートを想わせる濃厚な香味を生みだします。日本ではサントリーが戦後、ミズナラ樽を作りました。ミズナラ樽は欧米産オーク樽にはみられない、香木の伽羅などを思わせる、きわめてオリエンタルな香りのウイスキーを育ててくれます。
ウイスキーの樽はどのような木で作るのですか? サントリーウイスキー
白州 スパニッシュオークの市場価格
『白州 スパニッシュオーク』の市場価格はざっと確認した中ではわかりませんでした。同じくサントリーウイスキーの『山崎 スパニッシュオーク2020』の価格は、22万円前後です。
定価11,000円(税別)を考えると20倍以上の価格になっています。

定価・購入方法
今回の『白州 スパニッシュオーク2020』の定価は、12,100円(税込み)です
今回の事前抽選販売は、公式HPへアクセスし、2021年10月25(月)23:59迄に申し込みを完了する必要があります。
最近サントリーさんで販売される限定ボトルは基本的に抽選販売です。しかし今回の商品は、店舗での通常販売も予定されています。
抽選に外れた場合も定価購入の道が無くなったわけではありません。
『白州 スパニッシュオーク2021』は2021年10月26日(火)から正式販売されます。今回の限定300本の抽選販売は、出荷される商品の一部です。

ネット販売の状況を見ていると転売目的の方が購入していることは明らかです。購入も非常に難しくなると予想されます。この機会に飲んでみたいと考えている方は、ぜひ抽選販売に申し込みをしておくことをオススメします。
定価販売をする可能性のある店舗
以前にも『山崎12年』の定価購入の方法として、イオンなどの大型量販店の酒販売コーナーをチェックする方法や、デパートの酒店と仲良くなり事前に入荷情報を貰うなどの方法があることをお伝えしました。価格設定としても12,100円なのでまず間違えなくデパートや大型量販店にまず入荷すると予想されます。

時期が時期なので、クリスマスのお楽しみ商品として、抽選販売に回される可能性もあるので、定価販売での購入は難しいかもしれません。