アレクサやGooglesmartHomeなど、音声やスマホで操作できる便利家電、デバイスは近々で大きく進化しています。
10年前であれば、Wi-Fiに対応している家電はほとんどありませんでしたが、最近のフラッグシップモデル家電はWi-Fi対応がほとんどです。
ではWi-Fi対応していない家電はIoT化できないのでしょうか?答えはNoです。
Switchbotなどのガジェットを使用することで、Wi-Fiに対応していない家電でもIoT化することが可能です。
ですがIoT化する場合、実際に何を選んだらいいのか、注意すべきポイントなどがわからないという方も多いと思います。
今回は、自宅の掃除、洗濯、温度管理、監視カメラ、照明のほとんどをIoT化した場合の可能性や注意点をまとめてみたいと思います。
IoTってなに?
そもそもIoTとはなんだ?と思う方も多いと思います。Amazonのページから引用しておくと下記のようなものを指します。
IoT とは、従来インターネットに接続されていなかった様々なモノ(センサー機器、駆動装置(アクチュエーター)、住宅・建物、車、家電製品、電子機器など)が、ネットワークを通じてサーバーやクラウドサービスに接続され、相互に情報交換をする仕組みです。
IoTとは?(AWS)
簡単に言えば、IoT化する≒家電や家財をWi-Fi等に接続すると考えていただくとわかりやすいです。
IoTって何ができるの?
前の項目で書きましたが、IoT化すること≒家電や家財をWi-Fi等に接続することです。

具体的には、外出先から洗濯物を回したり、ルンバなどのお掃除ロボットを起動させたり、帰宅する前に自宅エアコンを起動して部屋を快適な温度にしておくなど様々なものがあります。自宅だけに関わらず、インターネットに繋がっている自動車のカーナビゲーションsystemも一つのIoTです。乗車中もインターネット検索で目的地情報を調べたり、同乗者が動画配信サービスを見ることができたりすることができます。
後付でもIoT化できる?
お掃除ロボット、エアコン、洗濯機以外にも、IoT化できるものは照明やテレビ、浴室のお湯はりボタン、監視カメラ、温度計、空気清浄機・加湿器など多岐に渡ります。本体にWi-Fi機能がついていなくても、リモコンをWi-Fi対応のものに変更したり、有線LANと接続することでIoT化することが可能です。(冷蔵庫などは使用用途からみて、後付のIoT化は難しいと考えられます。)






IoT化の注意点
便利な反面IoT化には注意すべきポイントがあります。
1セキュリティーには注意
Wi-Fiにつなぐということは、Wi-FiならびにIoT機器のセキュリティーに注意する必要があります。
ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、監視カメラの情報が流失していた件や、中国国内で端末に盗聴器が埋め込まれてたなどセキュリティーに不安を感じる事件もいくつか報告されています。自身の判断にはなりますが、端末の生産メーカー、セキュリティーの設定方法などを踏まえて利用する必要があります。
機器のソフトウェアについては素人が操作・編集できるレベルではないので、Wi-Fiのパスワードなどを変更し、乗っ取りや情報の流失が無いようにしましょう。
特に監視カメラなどは、自宅だけでなく周囲のプライバシーが流室する可能性が高いです。セキュリティーを考慮して、心配な場合は有線接続にする、国内メーカーのハードウェアを使用する、IoT化しないなどの判断を自分自身で行う必要があるでしょう。

2ガス、高電圧家電(扇風機)などには使用できない
屋外から使用したいという考えはIoT化の根幹にもあると思いますが、火災などの危険性を考慮して、ガスの操作、扇風機などの交流電源の家電にはIoT化には使えないことがほとんどです。

3最初の設定・故障したときの設定が手間
これは、全てに言えることですが、自宅内のすべての家電やボタン等をIoT化することで、日常生活は非常に便利です。
しかし家全体をIoT化する場合、Wi-Fiが変更・切断、IoTの基幹部(リモコン部分)が故障した場合は復旧に時間を要します。設定した人が自宅いない場合などで、家族が不便になってしまうような状況に陥らないように、注意事項を共有が必要でしょう。

まとめ
IoT化することでのメリットはありますが、1セキュリティーに注意が必要、2設定・復旧に時間が掛かる、3火災などのリスクに備えて利用できないエリアもあるなどデメリットもあることが挙げられました。
自分の生活を送る上でより便利にしたい点があれば、リスクと天秤にかけて方法を選択する必要がありますが、まずは簡単なところから、自宅IoT化は進めてみるのはいかがでしょうか?
次回は、具体的に家電等をIoT化を実施したときの失敗や予想していた以上に便利になったポイントについてお伝えしていきたいと思います。